今回は”英語力”の4技能のうちの一つ、Reading(読む)能力向上のための方法を書いていきます。これを読むことで、明日からどういう勉強をしていいかがわかるようになります。

英文に触れる

Readingの能力は読んできた文章量に比例します。これはどんなことにも言えるかと思いますが、Readingの能力を高めたければ、たくさんの英文に触れるということが一つの方法です。英語ができないのに、初心者向けって書いてあるから本を一冊買ってみようというのはあまりお勧めしません。なぜなら、最初の段階はまず、英語に触れる時間を増やし、英語が好きであるという感覚を養うのが最も大事だと考えます。誰でも嫌いなことを長く続けるのは難しいです。ですが、英語の文章を読み、「わかる」や「こういったことを言っているんだ」ということが少しでも理解できれば、英語が好きになりどんどん文章に触れていくと思います。そのため、10分程度で内容を把握することができるニュースの記事などがとてもお勧めです。基本的にはアメリカ英語を学ぶという前提で紹介していきます。

CNN

CNNはワーナー・メディアの一部門でOnlineを通して24時間ニュースを配信しているアメリカの会社です。日本のNHKのような公共的な役割を果たしていますが、民間の企業です。ジャンルは何でもあるので、自分の興味のある分野を選び、読むことができます。また、日本のメディアと違い、基本的には記事の信憑性、出典がしっかりしているので、質の高い情報を得るという点でもお勧めです。https://www.cnn.com/

New York Times

これは、誰もが知っているかもしれませんが、ニューヨークに本社を置くメディア企業です。New York Timesの記事の信憑性も高く、クオリティの高い情報が得られます。ですが、全ての記事が無料ではないので、もし読みたいとしたら定期購読を申し込んでください。本一冊分もしないので、毎日1記事海外からの情報を英語で得られると思えば、かなり安い投資だと思います。英語の勉強は勿論のこと、周りに差をつけられる情報を得られるのでお勧めです。https://www.nytimes.com/

Washington Post

Washington Postはアメリカの首都ワシントンD.C.に本社を置くメデイアであり、ホワイトハウスなどの政府の重要機関が近くにあることからも政治に強いメディアです。特に国際政治に力を入れているので、政治に関する話題が好きで、日本を外から見たり、アメリカの現状を翻訳を通さず自分の目で確認するにはお勧めのメディアです。https://www.washingtonpost.com/

USA TODAY

USA TODAYはアメリカで最も発行部数の多い大衆紙です。簡潔かつ、カーラーイメージも挿入されており、とても読みやすいメディアとなっています。アメリカは移民の国ということから、みんなが十分に英語ができるわけではありません。勿論生きていくために基本的な英語力は備えていますが、比較的優し目に書かれているからこそ、初心者にはお勧めのメディアです。この中でもいちばんのお勧めがUSA TODAYです。英語を始めたばかりであまり自信がないという人には是非読んでいただきたいメディアの一つです。残念ながらUSA TODAYも全ての記事が無料というわけではく、月額$4.99になっています。ですが、スタバでよくフラペチーノを飲む人からしたら、これくらいの金額は出せるでしょう。また、その投資金に対して得られる情報量は$4.99より多くの価値があります。

読み方

上記で散々メディアの紹介はしたのに、どうやって読めばいいかと思っているかもしれませんが、大事なことは3つです。1つ目は、声に出してとりあえず最後まで読んでみる。2つ目は、内容に注意を払いパラグラフごとに意味を確認していき、わからない単語を調べる。3つ目、意味を確認した後にもう一度声に出して読む。この3つのステップをするだけで十分に理解できることでしょう。また、声に出して発音することで、Speakingの能力に生きてきます。さらに、発音できて意味がわかる単語は基本的に聞いたときにもわかります。Readingで培った能力が他の能力向上にも生きてきます。特に、記事の意味を把握し、正しい発音で読むということがかなり重要です。これらのメディアはパソコンやスマホでも読めますが、iPadなど書き込める環境がなければ、紙へと印刷してマーカーを引いたり、書き込んだりする方が上達が早いです。

最初の段階では、100%完璧に内容を理解するのではなく、触れる英語の文章の数を増やし、何度も使われていたりする文法や単語を覚えることに意味があるので、内容の理解が完璧でなくても、落ち込まずに続けて行ってください。何十記事程度を読んだだけでReadingが十分にできるわけではありません。英語の勉強には忍耐と継続性が最も大事な要素です。週の中で60分英語に触れる日が何日かあったり、全くやらない日があったりするよりは、一日10分でも毎日続けることの方が大事です。英語ができるようになった自分をイメージして、毎日コツコツと学んでください。そうすればきっとできるようになります。語学は頭の良さではなく、諦めずに続けることができた人は誰でもできるようになります。

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