時代と共に学生に人気の専攻は変わってきます。そして社会と学生が選ぶ専攻には密接な関わりがあります。今のアメリカの大学で人気、力を入れているのはこのSTEMという分野です。これはそれぞれ4分野の頭文字を取ったものです。

Science(科学), Technology(テクノロジー), Engineering(エンジニアリング), and Mathmatics(数学)の4つの頭文字を取ったSTEM教育と言います。世界的にテクノロジー、エンジニアリングの分野が特に重要視されている現状、これらを学ぶ学生が沢山います。そして世界中からアメリカの大学へやってきます。日本ではよくこれらを”理系科目”と呼ばれますが。アメリカではこれらを選んだ学生はこの強化に関係するものだけでなく、一般教養として、これらの科目とは一見かけ離れている教科も学ばなければなりません。例えばEngineering専攻の学生が哲学、言語、英文学、歴史など一見関係ないと思われる教科を学びます。これはLiberal Arts教育といい、様々な分野を幅広く学ぶという近代的教育です。

なぜ学生は幅広く学ぶ必要があるかというと、Creativeity(創造力)を養うという理念のもとこのようなシステムになっていると聞いたことがあります。一分野を極めたい学生からすると、関係ない分野の教科は学びたくないと思うかもしれません。ですが将来に学んだそれらが点として、他の点と繋がり線となる時が来るかもしれません。

一見関係ないことでも将来どのように役立つかもわからない。それに高等教育を収めた者として必要な知識かもしれません。大学によってそれぞれ理念は異なるため、カリキュラムは違いますが、このような信念を持った大学が現在主流となっています。

話は戻りますが、現在は特にSTEM教育に力を入れる大学、学生が多いです。なぜなら現代はテクノロジーとは切ってもきれない関係にあります。例えばGAFAと呼ばれる、Google, Amazon, Facebook, and Appleらはテクノロジー分野を代表する企業です。そして、これらの企業や他のテクノロジー分野は、他の分野と比べ給与がとても高額なため、学生がこぞって学びます。

10年前は金融業界の所得が他に比べて、高額だったためビジネスを学ぶ学生が多数でした。もちろん現在もビジネスを学ぶ学生はとても多いですが、現在のトレンドはSTEM分野です。

現在の世の中はテクノロジーとは切っても切れない世の中です。そして今後しばらくはこの流行は続くでしょう。ですが時代は必ず進みます。そこで次に筆頭してくる分野はなんでしょうか。学生が選ぶ専攻と社会の関わりを注視する事で世界の流れが見えるかもしれません。

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